サンダー達の出会いある荒野の洞穴の中…その中にサンダーとライガーとギンギライガーが居て、外は雨が降っている。ギンギライガー「じゃあ、ボクらは行ってくるから、サンダーはちゃんと留守番してるんだよ?」 サンダー「え、でもぼく今日行きたい所が…。」 ライガー「だめだ。サンダーはここに居て、絶対に外に出るな。」 ライガーはそれだけ言うと、走って外に出て行った。 ギンギライガー「…じゃあ、ボクたちは食料を取りに(奪いに?)行ってくるから、サンダーはちゃんとここにいるんだよ。」 ギンギライガーは、そう言ってライガーの行った方向と同じほうに走って行った。 数十分後… サンダー「!…何だろ…なんかすっごいヤな感じ…。」 するとサンダーはヤな感じのするほうへ走って行った。 サンダー「ん~…、たぶんこのあたりだと…」 「「「うわああああああああああ!!」」」 サンダーが言い終わるか終わらないかのうちに、誰かの悲鳴が聞こえて来た。 サンダー「!! こっちか!」 サンダーはすぐさまその悲鳴の聞こえたほうに走った。…すると、そこに居たのは傷ついて震えている耳と角の生えた3体のてるてる坊主と、それを傷つけたであろう小悪魔のような姿をした奴が居た。 サンダーは小悪魔のような奴を思いっきり蹴飛ばした。 サンダー「…キミ、この世界のモンスターじゃないね?…デジモン…だね。キミ、そんな弱いものイジメして楽しい?」 小悪魔「あぁ、その通り。オレの名はイビルモン。…あぁ、たのしいな。…弱いものがオレに敵わないと知って、恐怖におのめく姿がな!」 サンダーはそこまで聞くと、小悪魔に噛み付いた。…が、小悪魔にはあまり痛くないようで、サンダーは軽く投げ飛ばされた。 投げ飛ばされたサンダーは、近くにあった木に直撃した。 イビルモン「…オマエ、このオレに勝てると思ったワケ?…この“イビルモン”様に?!」 イビルモンは、そう言いながらぐったりしいてるサンダーに近づき、サンダーを踏みつけた。 サンダーは、それに抵抗するように小さな電気を発した。…が、それもイビルモンには効いていないようだった。 イビルモン「ムダムダァ!オマエみてーなガキが、このイビルモン様に勝てるワケァないんだよ!『ナイトメアショッ…」 イビルモンが必殺技を放とうとしたその時! 「「『雷撃』!!」」 青い雷が2つ、イビルモンに当たった。一同が青い雷の飛んできたほうを見ると、そこにはライガーとギンギライガーが居た。 ギンギライガー「サンダーからその汚い足をどけろ!」 ライガー「俺たちの弟を足蹴にするとは…覚悟は出来ているんだろうな。」 そう言ったギンギライガーとライガーからは、怒りのオーラが出ていた。 イビルモン「なんだと?!…オマエらも同じ目に遭わせてやる!!」 イビルモンはそう言って飛び上がった。 ライガー&ギンギライガー「『雷撃』!!」 ライガーとギンギライガーは、飛び上がったイビルモンに向かってフルパワーの雷撃を2つ重ねて放った。…イビルモンは光の粒になって消えた。 ギンギライガー「大丈夫か?!サンダー!!」 ギンギライガーは心配そうに言った。 サンダー「うん、ヘーキだよ。」 サンダーはニッコリと笑って言った。 ライガー「サンダー!! 外には絶対に出るなと言っただろう!!」 ライガーに怒鳴られて、サンダーは身をすくめた。 ライガー「…もしも俺達が助けに来なかったらどうしていた?」 サンダー「…来なかったら?…そしたら、たぶんぼくだけでがんばってた…と思うよ。」 ライガー「あの状態でか?」 サンダー「う゛…。」 ギンギライガー「…まあ、この子達を助けようとしたのは偉かったけどね。」 ギンギライガーは苦笑いをしながら言った。 サンダー「あ、そうだ。あのね、ライガーにいちゃん、ギンギにいちゃん。あのこたち、この世界じゃないところから来たみたいなんだ。…だからさ、ちょっとの間だけ、あのこたちがこの世界で暮らすところを見つけるまでさ…えと…。」 ライガー「…俺たちのところに置いてくれないか…か?」 サンダー「うん。…いい…かなぁ…。」 ギンギライガー「…ボクはいいよ。…ライガー兄ちゃんは?」 ライガー「…ふん、勝手にしろ。」 ギンギライガー「良いって。よかったね。」 …この後、サンダーはライガーとギンギライガーに完全に外出禁止にされた…と言うのはまた別の話である。 …何だか書いているうちにライガーとギンギライガーが出て来すぎた上にかっこよすぎる気が…まあいいんですけど。 …なんかサンダーとチョコモン達の出会いって言うよりは、“サンダー達”の出会いということになってしまいました。 …リクをくれた菘さん、ゴメンなさい; |